JAL・ANA主要航空会社の手荷物規程を徹底解説

2026年に入り、日本の主要航空会社では乗客に大きく関わる手荷物ルールの変更が相次いで実施されました。2026年4月1日からは機内持ち込み手荷物の「業界統一ガイドライン」が導入され、さらに2026年5月19日にはANAが国内線の受託手荷物規定を大幅に改定しています。

旅行や出張前にこれらの新ルールを把握しておかないと、空港で超過料金が発生したり、荷物を預け直すトラブルになりかねません。この記事では、2026年から適用された主要な変更点をわかりやすく解説します。

2026年から変わった主なルールの概要

2026年における航空会社の手荷物ルール変更は、大きく分けて以下の2つです。

変更内容適用開始日対象
機内持ち込み手荷物の業界統一ルール導入2026年4月1日JAL・ANA・スカイマーク・ピーチ・ジェットスター など
ANA国内線 受託手荷物規定の改定2026年5月19日ANA国内線(全路線)

それぞれについて、具体的な変更内容を詳しく見ていきましょう。

変更①:機内持ち込み手荷物の業界統一ルール(2026年4月1日〜)

国土交通省航空局からの要請を受け、定期航空協会に加盟する国内主要航空会社が2026年4月1日より、機内持ち込み手荷物に関する共通ガイドラインを一斉に導入しました。スムーズな搭乗・定時運航の確保と、荷物の落下による受傷リスクの低減が目的です。

①持ち込み個数の統一:合計2個まで

機内に持ち込めるのは、「身の回り品」1個+「手荷物(スーツケース等)」1個の合計2個までと統一されました。これまであいまいだった「お土産袋」の扱いも明確化され、旅先で購入したお土産も手荷物1個分としてカウントされます。

複数の袋やバッグをバラバラに持ち込むことが難しくなるため、旅行の準備段階から荷物をまとめておくことが大切です。

②身の回り品のサイズ規定(新設)

ハンドバッグやショルダーバッグなど「身の回り品」として持ち込む荷物は、前の座席の下に収納できる大きさでなければならないと新たに明記されました。大きなトートバッグや膨らんだリュックなどは、身の回り品としては認められない場合があります。

③自力収納の義務化(新設)

機内の頭上収納棚(オーバーヘッドビン)への荷物の収納について、乗客自身で収納できるサイズ・重さであることが求められるようになりました。これにより、重すぎて自力で上げられないほどの荷物は持ち込み不可となる場合があります。キャビンアテンダントへの収納補助依頼も制限されます。

④総重量:10kg以内

身の回り品と手荷物を合わせた持ち込み荷物の総重量は10kg以内です。この基準は従来と変わりませんが、2個合計での計測となる点に注意が必要です。

ルール項目2026年4月以降の基準
持ち込み個数身の回り品1個+手荷物1個(合計2個まで)
身の回り品のサイズ前の座席の下に収まる大きさ以内
手荷物の収納自力で頭上収納棚に収納できるサイズ・重量
総重量10kg以内(2個合計)

変更②:ANA国内線 受託手荷物規定の改定(2026年5月19日〜)

ANAは2026年5月19日搭乗分より、国内線の受託手荷物(預け入れ荷物)に関するルールを大幅に変更しました。特に注目すべきは「サイズ上限の大幅縮小」と「個数制限の新設」です。

①サイズ上限が203cmから158cmへ厳格化

これまで3辺の合計が203cm以内であれば預け入れ可能でしたが、2026年5月19日以降は158cm以内へと大幅に縮小されました。一般的なLサイズスーツケース(3辺合計が160〜170cm程度)は対象外となる可能性があり、特に大型スーツケースを使用している方は注意が必要です。

変更前変更後(2026年5月19日〜)
サイズ上限(3辺合計)203cm以内158cm以内

158cmを超える荷物は「特殊手荷物」として扱われ、追加料金や事前申告が必要になる場合があります。旅行前にスーツケースの3辺合計サイズを必ず確認するようにしましょう。

②個数制限の新設(運賃種別により異なる)

これまでANA国内線では個数の上限が実質的に緩やかでしたが、2026年5月19日からはご利用の運賃種別に応じた個数制限が設けられました。

座席クラス運賃種別無料受託個数
普通席シンプル運賃1個まで
普通席スタンダード・フレックス運賃2個まで
プレミアムクラス運賃に応じる最大3個まで

安価なシンプル運賃を利用する場合は無料で預けられる荷物は1個のみとなります。家族での旅行や複数の荷物を預ける予定がある方は、運賃の選択時に預け入れ個数もあわせて確認することをおすすめします。

③1個あたりの重量上限

1個あたりの重量上限についても変更があります。普通席は23kg以内、プレミアムクラスは32kg以内となりました。超過した場合は超過手荷物料金が発生しますので、重い荷物は出発前に重量を計っておくと安心です。

航空会社別・機内持ち込みサイズ早見表(2026年版)

2026年4月の統一ルール導入後も、機内持ち込み手荷物の具体的なサイズ規定は航空会社によって異なります。ご利用予定の航空会社のサイズを事前に確認しておきましょう。

航空会社手荷物サイズ(縦×横×奥行き)3辺合計重量上限
JAL(国内線・国際線共通)55×40×25cm115cm以内10kg
ANA(国内線・100席以上)55×40×25cm115cm以内10kg
ANA(国内線・100席未満)45×35×20cm100cm以内10kg
スカイマーク55×40×25cm115cm以内10kg
ピーチ50×40×25cm115cm以内7kg
ジェットスター56×36×23cm115cm以内7kg

LCC(ピーチ・ジェットスターなど格安航空会社)は重量上限が7kgと設定されており、大手航空会社(10kg)よりも厳しくなっています。スーツケース本体の重さも含まれるため、LCC利用時は特に軽量モデルのスーツケースを選ぶことが大切です。

また、羽田〜伊豆諸島間や鹿児島〜屋久島間などの離島便は100席未満の小型機が使われることが多く、ANAでは持ち込みサイズが3辺合計100cm以内と小さくなります。離島へ旅行する際は特に注意してください。

まとめ:2026年の新ルールで気をつけるべきポイント

2026年に適用された航空会社の主要ルール変更をまとめると、以下のポイントが特に重要です。

  • 機内持ち込みは「身の回り品+手荷物」の合計2個まで(2026年4月1日〜・全社統一)
  • お土産や紙袋も1個分にカウントされるため、荷物の整理が必要
  • 身の回り品は前座席下に収まるサイズ、手荷物は自力で棚に収納できる重さ・サイズが条件
  • ANA国内線の受託荷物は3辺合計158cm以内に厳格化(2026年5月19日〜)
  • ANA国内線は運賃種別によって無料預け入れ個数が異なる(シンプル運賃は1個まで)

航空会社ごとのルールは今後も改定される可能性があります。フライト前には必ず各航空会社の公式サイトで最新の手荷物規定をご確認ください。

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