プロフェッショナル仕様の精密機器キャリングケースからアルミコンテナまで 1902年興業フジコーワ工業の堅牢ケース専門ブランドPROTEX(プロテックス)公式サイト

PROTEX(プロテックス)はパーソナルに特化した、あらゆるプロフェッショナルのキャリーニーズに応えるブランド。
スーツケース・キャリーコンテナ・アタッシュなど、ビジネスに始まりトラベル・ダイビング・モータースポーツにいたるまで、プロフェッショナルの傍らには、常にPROTEXがいる。

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DMAT隊員 小原裕樹氏 | PROTEXユーザーインタビュー

CLDMAT隊服

害救助・医療の現場では、災害発生直後、おおよそ48時間以内のフェーズを「急性期」と呼ぶのだそうです。
この「急性期」の段階から現場に赴き、速やかに活動を行う機動性を持った専門の災害派遣医療チームがDMAT(Disaster Medical Assistance Team)になります。

今回、2013年から日本DMATの隊員を務め、災害時の本部活動を一手に担うロジスティクスチームの一員として活動している小原裕樹(おはら・ひろき)さんに、研修・訓練で全国各地を飛び回る中でPROTEX製品を使えないかとお問い合わせを頂いたことをきっかけに、日頃の活動についてのお話を伺いました。

文字通りの、「現場直行」。

  • 日本DMAT

災害発生から速やかに、現場に直行する。
小原さんも、いざという時の備えとして、愛車のには普段からヘルメットや安全靴、2日分の衣服等を常備しているのだそうです。

小原さんは普段、DMATの隊員としての任を務めるとともに、自治体の医療機関の職員としても働かれています。

その中で実際に、熊本地震(2016年)のDMAT活動への参加の際には、所定の自衛隊基地から専用のC-1輸送機で直ちに現地へと向かうこととなり、自宅に戻る間もなく、勤務地から直接、出発地となる入間基地へ、自身の車両で駆けつけていました。

「被災地では、ロジスティクスをやる人が圧倒的に必要になる」

DMATの活動についてイメージされるものとして、医療に即した活動の側面が強い方が少なくないのではないでしょうか。
実際の被災地の現場では、医療を行う手前の段階、滞りなく医療活動が行える様にするための、必要な環境を整える工程から始めなければならないケースもあります。
例えば、拠点となる病院内のライフラインが止まってしまっていたならば、それを復旧しなければなりません。
そのために、自治体の災害対策本部や自衛隊との連携をとりながら環境を整えるのも、ロジスティクスチームの役割になります。

さらに困難なケースとして、病院のライフラインそのものの復旧が難しく、病院丸ごとの避難をする場合も。
入院患者個々の病状・疾患に応じた転院先の手配を行い、医療スタッフを適切に配置同行させ、移動車両を確保する、等々。

そうしたことを一手に担い、ハードな環境の中でも医療活動が出来る限り円滑に行われるための生命線とも言える役割を、ロジスティクスチームの方々が果たしています。

「本部活動のためにも、PCは絶対に持っていかなければならない。稀に電源・充電器を忘れてしまう人も出てくるのですが、最近は共通の規格(USB-C)になってきていて、現場で貸し借りすることで融通が利くということもあったりします」

「通信環境を確保するのに、SpaceX社から最近発表されたスターリンクが便利だそうで、実際に使ってみているという隊員も見かけます」

ロジスティクスならではの、そんな臨場感溢れるエピソードも伺えました。

  • 千葉DMAT
    小原さんは千葉県の職員として医療機関に勤めながら、
    DMAT隊員としても活動されています
  • CLDMAT

各地で行われるDMAT研修の、相棒として。

  • 研修先にて
    研修・訓練の出張移動時に
    小原さんのInstagramにFPZ-07が登場しています
  • FPZ-07
    小原さんとFPZ-07との2ショット。
    DMATの隊服も快く着用いただけました

隊員・インストラクターとしての資格更新に必要なものから、社会情勢に合わせてブラッシュアップされていくもの。
DMATでは年間の中で様々な研修プログラムが組まれ、小原さんも1年の中で北海道から九州まで、各地の研修先へと飛び回られています。

大きな変化としては、昨今の社会情勢から、2022年から正式に、「新興感染症」がDMATの活動対象として要綱に加えられたのだそうです。

小原さん自身も2020年、ダイヤモンドプリンセス号が横浜港に長期停泊していた際、DMAT事務局や現地対策本部での任にあたった際の話を伺いました。
「多数傷病者の対応は、DMATのスキームが役立てられる。」
現場でそのような実感を持ちつつも、当時はまだDMATの活動範囲として新興感染症が想定されていない中で、国からの要請を受けての出動。
対応の在り方について隊員の間で何を指針とすべきかなど、当初は相当に大変だった様子でした。

台風、豪雨など、年2~3回と災害に見舞われる日本。
あらゆるケースを想定して現場即応出来る様、日頃の研修や訓練が欠かせません。

小原さんには、機内持込サイズのFPZ-07を、研修・訓練先の相棒として愛用して頂いています。
DMATの研修は2~3日間のものが多く、ジャストサイズに荷物が収まることが多くて重宝しているとのこと。
「前開き型のキャリーケースを探していました。デザインとしても気に入るものに出会えました」

研修先では、各地の隊員の方からFPZ-07を「見せて欲しい」とよく声をかけられるのだそうです。

有事に備えるための日頃の研鑽がより充実したものになる一助となっておりましたら、PROTEXスタッフ一同も大変嬉しく思います。

▼日本DMATの活動の様子は公式サイトでも紹介されています

>> 日本DMAT公式サイト

>> CLDMAT(Chiba Limited DMAT)について 千葉県公式サイト



▼DMAT隊員 山下和範氏 ユーザーインタビューはこちら
DMAT隊員 山下和範氏 ユーザーインタビュー